こんにちは。くまどき夫婦です。
「コーヒーの世界に踏み込みたいけど、難しそうだよね…」そんな私たち初心者夫婦のコーヒーの学び過程を記録しています。
初回の今回は「初心者が井崎流ハンドドリップに挑戦」。
おいしいコーヒーを淹れれるようになりたい!
今まで自己流で淹れていたけど、これって合っているの?
という疑問がありました。
本を読んで知ったのが、第15代ワールドバリスタチャンピオンの井崎英典さんが紹介している井崎流ハンドドリップ術。
初心者でも本当においしくコーヒーが淹れられるの?
普段の淹れ方と差はあるの?
不安はありましたが…
結果をお伝えすると、井崎流ハンドドリップで淹れたコーヒーは自己流とは全然ちがいました!
ただ、正しく淹れれているのかは怪しいところ。
初心者ずぼらママが試行錯誤して淹れてみた様子と、感じたことを正直にお伝えします。
井崎流ハンドドリップとは?
参考にした本
コーヒーの勉強をするにあたって、購入したのがこの本です。
私たちのような初心者を対象に書いてあるので分かりやすいですし、全編カラーなのが見やすいです。
コーヒーの淹れ方はもちろん、産地ごとのコーヒー豆の違いや器具の紹介などがステップ式に書いてあります。
これからコーヒーについて学びたい方におすすめの1冊です。
中級者、上級者の方には物足りないのかもしれませんが、基本に立ち戻りたいときや苦手な分野の知識を深めるのに使うといいのではないでしょうか。
井崎流の具体的な手順
井崎流ハンドドリップの方法を説明します。
1.コーヒー豆を量る、挽く
抽出したい量にあわせ、お湯:コーヒー豆(粉)が100:8になるように
ここでは、お湯は200gに対してコーヒー豆(粉)16gで説明
コーヒー豆は粗めに挽く
2.ドリッパーを温める
3.コーヒー粉をセット
粉の表面がフラットになるように
4.1湯目
湯温は98℃前後
お湯を40g注ぐ
蒸らしには1分間かける
お湯を注ぎ終わったら、ドリッパーを回して撹拌させる
5.2湯目
タイマーが1分になったら、お湯を40g注ぐ
6.3湯目
タイマーが1分30秒になったら、お湯を40g注ぐ
7.4湯目
タイマーが2分になったら、お湯を80g注ぐ
お湯を注いだら、グルグル回して撹拌させる
ドリッパーからお湯が落ちてこなくなったら完成!
注目のポイント
初心者が注目したポイントは2つ
まず、コーヒー豆(粉)と注ぐお湯をスケールで量ること。
今までは、スプーンで粉を量り、お湯の量はサーバーのメモリを目標にしていました。
それだとどうしても誤差が生じてしまいます。
貧乏性な性格の私は、ついついお湯の量が多くなり、薄くなりがちなんです。
スケールなら毎回安定した濃度で淹れれそうです。
そして最大のポイントは撹拌ではないでしょうか。
井崎流では1湯目と最後の4湯目にドリッパーを揺すって撹拌を行います。
はっきり言って初めて聞きました。
むしろ、今までは「お湯はフィルターにかからないように」「フィルターのところに雑味が溜まるからなんとか」って聞いていた気がするんです。
なので、撹拌させるなんて驚きです。
作業としてはグルグルとドリッパーを回すだけなので、すぼらな私でも簡単でした。
普段の自己流ハンドドリップは?
普段のやり方を振り返る
続いて、自己流のハンドドリップ方法について説明します(必要かな?比較のために説明しますね。)。
ちなみに、私ずぼらママの淹れ方です。
基本的に朝にコーヒーを淹れています。
朝食やお弁当作りの合間に淹れるので、はっきり言ってながら作業になっています。
1.お湯を沸かす
お湯は沸騰してからしばらく放置。時間が経ちすぎたなって時は再沸騰しますが、温度はわかりません。
ドリッパーやサーバーを温めることはありません。
2.粉をスプーンで量る
スプーンの9割しか入れていなかったり、すり切りいっぱいだったりと実際にはまちまちの量。
3.1湯目は粉がお湯に浸って、膨れてきたらストップ
湯量はいっさい計測せず
4.2湯目移行は、サーバーのメモリを見て大体
全て落ちきったら終了
今思うと、これで美味しいと思っていた自分が恥ずかしいですね。
自己流で感じていた課題
- その時々によってコーヒーの濃さにムラがあった
- お湯の注ぎ方が分からない(細く糸のように注ぐ、円を描くように注ぐ、など様々な話を聞いたことがあり、正解が分からない。)
実際に比較してみた
条件
今回は新たに豆や器具を買うのではなく、いつも我が家で使っている物を使用しました。
使用した豆(粉)
粉はカルディさんのスペシャルブレンドです。
我が家に頂き物のコーヒーミルはあるのですが、淹れる前に挽くのが大変で数回しか使っていません。なので、コーヒーを買う際はいつも粉を買ってきてしまいます。
豆で買う人、憧れます!
使用した器具
ドリッパーは特に銘柄はなく、台形の2つ穴です。
フィルターはダイソーさんの100円のものを使用しています。実はドリッパーと大きさが合っていません。
サーバーも確かニトリさんで購入したもので、実はプラスチック性なんです。万が一落としても安心だねってことで購入した記憶があります。
その他、ポットやスケールも自宅に元々あるものを使用しています。
実際に井崎流ハンドドリップに挑戦
では、実際に淹れた様子を写真で見ていきます。
1.粉を量る
2.ドリッパーを温める
3.コーヒー粉をセット
4.1湯目
と、その前に
お湯の温度を98℃にしたかったのですが95℃から上がらず。
沸騰直後だったので、98℃程度だろうと判断しました。
5.2湯目
6.3湯目
スケール見ながら、タイマーを確認。
いちいちリセットしていたので、慌ただしくなってしまいました。
7.4湯目
お湯を注いだら、ドリッパーを揺すって撹拌していきます。
完成!!
最後は粉がフラットになりました。
インスタグラムで実際に淹れている動画を投稿していますので、よかったら見てみてください。
試飲結果
見た目の違い
淹れ終わりの粉の状態です。
左が自己流、右が井崎流。
自己流は真ん中が凹んでいるのに対して、井崎流はフラットです。
色味を比較してみると、光の加減もありますが少し井崎流の方が濃いような気がします。
味わいの違い
ここからは、きっちりパパにも感想を聞いてみました。
井崎流の方がおいしいね
たしかに。
井崎流は濃いけどマイルドだよね。
自己流は、はっきり言って薄い。
風味が感じられないね。
今までお湯の量も適当だったから、味もまちまちだったよね。
目分量じゃダメなんだね。
あとは、撹拌がポイントかな。
でも慣れないうちは、スケールとタイマー管理が大変だった。
まずは、撹拌を頑張ろう!
学んだこと・今後の課題
井崎流から学んだコツ
初心者でも早速できるコツは撹拌ではないでしょうか。
今までは、淹れ終わりのフィルターに粉が付いて残っている方が、コーヒーの雑味が取れていいのだと思っていました。
でも実際に撹拌したものを飲んでみると、雑味どころかコクを感じました。
むしろ、今までのが薄く感じるほどです。
そして、スケールを使うことが大事だと実感しました。
初心者なのに目分量で淹れるってのが間違っているですよね。
自己流の課題としてあげていた「コーヒーの濃さのムラ」も改善ができます!
改めると当たり前のことかもしれません。
初心者が感じた課題と改善点
もう一つの自己流の課題である「お湯の注ぎ方」に対して、本では1湯目は細く、2・3湯目は少し太く、4湯目は太めのお湯、と書かれていました。
ただ、初心者の私はタイマーやスケールの確認に忙しく、お湯の太さにまで注意が向きませんでした。
今後の課題ですね。
でも、撹拌することを思うと、そこまで神経質になる必要はないのかと思います。
井崎流ハンドドリップは確かにおいしく淹れることができますが、初心者は練習が必要かもしれません。
今までの工程と違うところが多いので、戸惑ったのは事実です。
でも、これは私のズボラさも関係しているかもしれません。
少しでも楽に、美味しいコーヒーが淹れれるように、コーヒー専用のスケールが欲しいと思いました。
あとは、当たり前のことではありますが、おいしいコーヒーが飲みたいならコーヒーに向き合う時間を作らないとダメですね。
決して、ながら作業でおいしいコーヒーは淹れれないことに気が付きました。
飲み比べてみてですが、コーヒーの味を表現するのって難しいです。
濃い・薄いなどは分かるのですが、「どんな味?」と言われると表現ができません。
よく「チョコレートのような味わい」「ナッツのような風味」「ベリー系の…」など聞いたことがありますが、全然わかりません。
これはいろいろな種類を今後飲み比べて自分の舌を鍛えていくしかないのかもしれませんね。
次回予告
次回はきっちりパパが井崎流ハンドドリップに挑戦します!
ずぼらママより上手に淹れることはできるのか?
ご期待ください。
こちらからご覧になれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント